top of page
アセット 1_1.png

​中瀬 弘士

「食べる」
~生きるため? 楽しむため?~

 

米原市地域包括医療福祉センターふくしあ
作業療法士 中瀬弘士

 

口から食物を取り込むことが「食べる」ということなのでしょうか?
口で食物を味わうことが「食べる」ということなのでしょうか?
経管で栄養を補給するとき “いただきます” と言えているでしょうか?
しょうがいのある子どもたちにとって、我々が当たり前のように言っている “いただきます”を家族と一緒に分かち合えているか?ということを作業療法士として考えさせられます。
しょうがいのある子どもたちは食事をどのように捉えているだろう。
食事訓練、摂食・嚥下訓練といわれるような施術を見て、自分自身が作業療法士として何を考えるでしょう?
食べ物が食べられない理由って何なんだろう。摂食・嚥下障害を治療することは当然重要ではありますが、食事という行為はもっと広い概念で考えると奥の深い行為だと思います。
食事が上手く摂れない理由に、例えば食具が上手く扱えない、または感覚の捉え方に偏りがあり食べることが不快、さらに食事に集中できない、座っていられないなど、様々な原因が考えられます。これらの原因に対し作業療法を展開する時、摂食嚥下訓練では解決できない対象者は多い。対象が子どもなら、なおさら食事が楽しくなければ自発性も低くなります。
味覚過敏の子どもや集中できない子どもに関わるとき「一口でもいいから頑張って食べよう!」と声掛けをする支援者に子どもはどう感じているでしょうか。
子どもたちには食事時間が楽しい時間、美味しいと感じられる時間となってほしいと思います。楽しい食事は子どもの自発性を育み、食べようという意欲を引き出してくれるのではないでしょうか。
日本はまだ食事に対して恵まれた国だと思います。世界には生きるための食事を命がけで行っている子どもたちがいます。日本という環境下において、食事を楽しみ、家族と「いただきます」が当たり前に言えるようになることを目指した作業療法を皆様と一緒に考えていきたいと思います。

​PDFでご覧になりたい方はこちら

​下記メンバーの顔をクリックすると他メンバーの抄録をご覧いただけます。

​渡邉 朱美

​森村 慎吾

​久保 友明

​田坂 翔太

​小松 則登

​岡田 洋一

現在、peatixの申し込みページにアクセスできない事象が発生しており、運営側で対応中です。

​申し込みページにアクセスできない方は

  • peatixアプリを使用せず、URLを直接Webブラウザ(iPhoneであればSafari、AndroidであればChrome等)にコピー&ペーストする

  • ​パソコンから申し込む

​上記2点の方法でお申し込みができた事例がございますので、ぜひお試しください。なお、上記2点の方法でも申し込みができない方は、お手数をおかけしますがT.S.Bのメールアドレスにお問い合わせください。

​よろしくお願いいたします。

​URL  https://peatix.com/event/4371365/view

 

© 2035 by 今こそ たべることを考える 〜『いただきます』のむこうへ〜. Powered and secured by Wix 

 

bottom of page