
森村 慎吾
~私にとって「食べる」ということ~
みなさんは、「食べる」にまつわる自身のエピソードや大切にしていることはどのくらいありま
すか?
私はいくつか“らしい”エピソードがあります。
『子どもの頃はあまり噛まずに飲み込むのでよく喉を詰めていたこと』 『ピーマンの肉詰めは
肉だけ食べてピーマンを残していたこと(ピーマンが9 歳まで苦手でした)』 『子どもが産まれ
てからは、家族の誕生日は毎回集合写真を撮っていること』 など、上げるとキリはありませ
ん。“落ち着きがなく好きなことばかりする性格。だけれど家族は大切”という私の性格が伝わ
るのではないでしょうか。好き嫌いの話・高級品やゲテモノを食べた時の話・誰とどんな所に行
ったか?など、みなさんも色々とエピソードが出てくると思います。
「食べる」とは単に栄養摂取という意味合いに留まらず、その人らしい生き方が表れると感じま
す。
ここに「作業療法」を1 点追加して考えましょう!となるとみなさんはどのように考えられるで
しょうか?急に頭が堅苦しくなるのは私だけではないと思います。
今回、サークルで「食べるについて作業療法で考える」をテーマにいただいた時、本当に悩みま
した。それは、私がこれまでに「食べる」という広い意味で作業療法を考えられていなかったか
らです。施設に入園しているお子さんの食事介助に入ることはありました。作業療法中に姿勢
や食形態、食事動作や食具や偏食にお答えしています。しかし、重度の運動障害があるお子さ
んへ摂食の治療をしたことはなく、また、運動障害がないお子さんに対してもその人らしい生
き方を踏まえたアプローチが(本当の意味で)考えられていなかったのです。
悩みに悩んで作成したサークル内での発表は偏った考えとなりました。
6 月21 日は“私が陥った考え方の偏り”について、みなさんと共有する所からスタートしたい
と考えています。私の子ども達を比べ、“家族(父親)”の想いが強く出ている発表です。発表後
にサークルメンバーから意見をいただけたことで、私の「食べる」についての考えがグイッと変
わりました。私の気づきをみなさんと共有し、その人らしい「食べる」を考える時間になれば幸
いです。
―「食べる」を考えるサークル 森村慎吾―
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